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【三重】美味に温泉 リラックス アクアイグニス 三重県菰野町

ジャンル・エリア : グルメ | 三重 | 温泉  2020年03月05日

マリアージュ・ドゥ・ファリーヌで、受賞作品を並べる中西智彦さん

マリアージュ・ドゥ・ファリーヌで、受賞作品を並べる中西智彦さん

 どこに出掛けようかな。迷っていたら、三重県に詳しい同僚から「いい所がある」と薦められたのが複合温泉リゾート施設「アクアイグニス」(三重県菰野町)。初めて訪れてみた。

 温泉とレストランやカフェ、いちご農園、ギャラリーなどがあり、宿泊もできる。まず、テレビでも活躍するパティシエ、辻口博啓さんのパン店「マリアージュ・ドゥ・ファリーヌ」に行こう。同店の統括責任者、中西智彦さん(39)らが1月、イタリアで開かれたパンの世界大会で3位に入賞したからだ。

 あった、あった。「世界大会商品」というポップの下に、出品した数々のパンが並ぶ。みそやゆずなど日本らしい食材を使ったパンも多い。その中から「わさびしょうゆチーズ」を選んで食べてみた。

 見た目は四角いサブレの抹茶色が美しく、一口かじると、竹炭を入れた生地の黒が姿を現して面白い。サブレの甘みが口に広がるうちに、チーズの塩気が追ってきて、最後はわさびの風味がツンと鼻に抜ける。現地で高評価を得た作品で「竹をイメージして作った。わさびしょうゆはパンに合う」と中西さん。真摯(しんし)な語り口に、パン作りに真剣に向き合う姿勢がにじむ。

 さあ、お昼だ。和の気分なので、東京・恵比寿の日本料理店「賛否両論」の店主、笠原将弘さんの店にしよう。メニューに「賛否両論のすだちそば」(1400円)とある。すだちの薄切りが表面を覆い尽くす一品だ。そばは硬めで、すだちも食べられるので、さっぱりしている。やや量が少ないが、パンを食べた後にはちょうどいいか。

 いよいよ温泉だ。体を洗って湯船に入ると、ほどよく熱いお湯が気持ちいい。少しぬるぬるして柔らかく、ああ、温泉に入っていると実感できる。

右手の茶色の建物が温泉。中央やや左の白い建物がギャラリー。上を走るのが新名神高速=いずれも三重県菰野町のアクアイグニスで

右手の茶色の建物が温泉。中央やや左の白い建物がギャラリー。上を走るのが新名神高速=いずれも三重県菰野町のアクアイグニスで

 続いて、ミネラルミスト浴「Le Furo(ルフロ)」に初挑戦。岩盤浴に似ているが、霧状(ミスト)になったミネラルを体に取り入れ、内臓機能を活性化させるのだそうだ。まずミネラル入りの水を飲む。やや酸っぱい。スタッフいわく「リンが不足していると考えられます。体の中のミネラルのバランスがいいと甘く感じます」。

 ミネラルを取り入れよう。最初はうつぶせで10分間のミスト浴。10分間の休憩をはさんであおむけに10分間。全部で3回ミスト浴をしたら、汗が止まらない。温泉で流したら、心地よい疲れが。かなり眠くなる。帰る前に、広間での一眠りをお薦めしたい。天国だ。 (金森篤史)

 ▼ガイド アクアイグニスへは、近鉄湯の山線・湯の山温泉駅から徒歩8分。車の場合、新名神高速・菰野ICから5分。温泉は600円(土日祝は800円)。ルフロは追加で4000円。(電)059(394)7733

(中日新聞夕刊 2020年3月5日掲載)

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