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【静岡】華やかな大輪 袋井・可睡斎でボタン開花

ジャンル・エリア : 自然 | | 静岡  2020年04月20日

穀雨を迎え、色鮮やかな大輪の花が咲くボタン=袋井市久能の可睡斎で

穀雨を迎え、色鮮やかな大輪の花が咲くボタン=袋井市久能の可睡斎で

 二十四節気の1つとされる「穀雨(こくう)」を迎えた19日、県内は低気圧が東に移動し、日中は各地で晴れ間が広がる好天となった。「花の寺」として親しまれる袋井市久能の可睡斎では、この時季を彩るボタンの花が大輪の花で咲き始めている。

 1万平方メートルもあるぼたん苑では約150品種、2000株のボタンを植栽し、現在は2、3分咲き。例年より開花はやや遅く、25日ごろに一番の見頃を迎えそうだ。

 白い大輪で咲く連鶴、ピンク色が美しい八千代椿、赤紫色の島大臣などの品種が、早咲きのものから開花して、暖かい春の到来を鮮やかに彩る。

 家族と散策に訪れた森町の主婦(38)は「自粛ムードの中で迷いながら訪れましたが、華やかな花がとてもきれい。春の風が気持ちいいですね」とマスク姿で話していた。

 寺によると、今年のぼたん苑は新型コロナウイルスの感染拡大を受けて、例年より規模を縮小。今後も状況を見て判断し、観覧を受け付ける。(問)同寺=0538(42)2121