ジャンル・エリア : 三重 | 神社・仏閣 | 自然 | 花 2020年06月10日
鈴鹿市木田町の光明寺で、菩提樹(ぼだいじゅ)の花が見頃となり、さわやかな香りを周囲に漂わせている。
磐城直次住職(72)によると、この木の下で釈迦(しゃか)が悟りを開いたと伝えられることから、200年以上前の江戸時代に植えられ、今は市の地域景観資産に指定されている。真夏のような強い日差しに涼しげな木陰を広げていて、鈴鹿、四日市市にも住み、前住職と交流があった俳人山口誓子(せいし)(1901〜94年)の句碑「菩提樹の緑有縁(うえん)に蔭与(かげあた)ふ」が傍らに立っている。
今年の開花は4日ほど早めで、天候にもよるが14日ごろまで咲いているという。
(酒井直樹)