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【三重】風に揺れる薄紫のカーテン 樹齢180年、亀山・太巌寺のフジ見頃

ジャンル・エリア : イベント | 三重 | 神社・仏閣 | 自然 |   2023年04月26日

淡い紫の花房が垂れる藤棚=亀山市住山町の太巌寺で

淡い紫の花房が垂れる藤棚=亀山市住山町の太巌寺で

 亀山市住山町の太巌寺(たいがんじ)で、樹齢180年ほどのフジの花が見頃を迎えた。藤棚から垂れ下がった長さ1メートル前後の花房が連なり、淡い紫のカーテンを成している。今週末ごろまで楽しめそうだ。

 フジは明治時代に植えられたと伝わり、地元では「藤の寺」として親しまれている。18メートル四方の藤棚を住職や檀家(だんか)らが手入れし、今季は例年より10日ほど早い今月8日ごろから咲き始めた。

 満開となった24日、フジの甘い香りが漂う境内は、写真撮影を楽しむ人々が多くみられた。寺務長の小林直樹さん(62)は「今年は気温が高いため生育が早く、今が一番の見頃。1本の木から広がる藤棚をぜひ見ていただきたい」と話している。

 29日~5月5日には藤まつりを開催。30日にアマチュアバンドによるライブステージ、3日に寺で見つかった涅槃図(ねはんず)の絵解きイベントがある。

 境内への入場には、保存協力金として高校生以上は1人200円が必要。 (横田浩熙)