ジャンル・エリア : 三重 | 神社・仏閣 | 紅葉 | 自然 2023年05月16日
鈴鹿市石薬師町の石薬師寺で、参道がモミジの若葉に覆われ、「青もみじのトンネル」が出現した。
県文化財の本堂「薬師堂」に続く参道の両側に40本近くが植えられ、枝が低く垂れ下がらないよう竹を立てて支えている。福田寛紹住職(40)は「ようやくトンネル状になってきた」という。
日差しが強い日には、茂った若葉が涼しげな緑陰になっており、福田住職は「木陰に入ると、ひんやりする」と話す。初夏の風景を撮影するカメラ愛好家も増えている。12日に訪れた二科会写真部会員で写真講座講師の坂尾富司さん(72)=同市岸田町=は「モミジは逆光で撮ると、とても美しい」と助言する。
紅葉の季節には、ライトアップする。造園が趣味の福田寛随名誉住職(71)が40年余りかけて増やし、境内一帯で計200本近くを栽培している。(酒井直樹)