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【三重】伊勢型紙で伊勢鉄道「鉄印」 鈴鹿駅で販売

ジャンル・エリア : 三重 | 乗り物 | 鉄道  2020年07月10日

第三セクター鉄道等協議会に加盟する伊勢鉄道などが販売する鉄印帳=鈴鹿市桜島町1の伊勢鉄道で

第三セクター鉄道等協議会に加盟する伊勢鉄道などが販売する鉄印帳=鈴鹿市桜島町1の伊勢鉄道で

 第三セクター鉄道等協議会(東京)が10日から御朱印帳の鉄道版「鉄印帳」を販売するのに合わせ、県内で唯一加盟する伊勢鉄道(鈴鹿市)は、伊勢型紙の技法を生かしたオリジナル印を作成した。

 この事業には全国の加盟40社が参加。鉄印帳と乗車券を購入し、記帳料を支払えば、オリジナル印がもらえる仕組みだ。鉄印帳は蛇腹折り48ページで縦16センチ、横11センチ。

 伊勢鉄道の鉄印は、県の木、花、鳥、動物に指定されている神宮杉、ハナショウブ、シロチドリ、カモシカをイメージした文様を背景に、社名とマスコットキャラクター「いせまるくん」があしらわれている。伝統工芸士2人が分担して彫った型紙で刷り込んだ。

 鈴鹿駅(鈴鹿市矢橋一)で受け付け、あらかじめ和紙にスタンプした「書き置き印」を渡す。記帳料300円(税込み)。鉄印帳は1冊2200円(同)で、限定100冊。10日以降の原則午前7時50分~午後4時半に対応する。伊勢鉄道の冨沢康茂経理課長は「鉄印帳を機にローカル線に乗り、魅力を知ってほしい」と話している。 (片山健生)