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【三重】住民、大切に育て南高梅が開花 熊野、北山川河川敷沿いで見頃

ジャンル・エリア : 三重 | 自然 |   2021年02月24日

開花した南高梅

開花した南高梅

 梅の里として知られる熊野市紀和町小船の北山川河川敷沿い梅林で、地元の少人数の住民が大切に育てる南高梅が開花し、見頃を迎えている。

 多くが梅干し用に加工される南高梅を中心に、750本以上の梅が並び、白やピンクの花を咲かせている。

 小船地区は山あいにあり、高齢者4世帯8人が暮らす過疎集落。この時期に地域を盛り上げようと住民らが催していた「梅まつり」は、存続が厳しくなり2018年に32年間にわたった歴史に幕を閉じた。

 それでも地域の文化を守っていこうと住民が総出で、枝切りや水やりをしながら丁寧に育てている。

 最近は河川敷の芝生の区画が無料開放されていることから、キャンプも人気に。23日には、キャンプの片付けを終えて梅を見て回る人の姿も見られた。

あたり一面に広がる南高梅=熊野市紀和町小船で

あたり一面に広がる南高梅=いずれも熊野市紀和町小船で

 住人(81)は「体もしんどいが、代々受け継がれてきた梅を大切に育てている。ぜひ見に来てもらえたら」と話している。

 (森雅貴)