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【愛知】飲食店応援「秀吉グルメ」 名古屋・中村でキャンペーン始まる

ジャンル・エリア : まちおこし | イベント | グルメ | 愛知  2021年03月09日

松浦専務(中列右)と共同開発した新商品をPRする愛知大の学生ら=名駅の近鉄パッセで

松浦専務(中列右)と共同開発した新商品をPRする愛知大の学生ら=名駅の近鉄パッセで

 新型コロナウイルス禍で苦しむ飲食店を応援しようと、名古屋市中村区は8日、「太閤秀吉グルメキャンペーン」と銘打ったイベントを始めた。開催に合わせて、愛知大経済学部(同区)の学生が地元企業と共同開発した新商品も登場。尾張中村出身の英傑・豊臣秀吉に思いをはせながらグルメも楽しめる“二度おいしい”企画だ。 (大野雄一郎)

 キャンペーンには、区内の29店舗の飲食店が参加。各店では、秀吉が好んだとされる根菜やお茶を食材に使ったり、ひょうたんをモチーフにしたりした「秀吉グルメ」を提供している。

 28日までのイベント期間中、これらのグルメを注文すると、オリジナルのウエットティッシュがもらえる。また、グルメを食べるともらえるスタンプを集めると、個数に応じて、秀吉にちなんだオリジナルグッズが手に入る。

 参加店の1つ、名駅の近鉄パッセ内にある総菜店「焼売餃子(しゅうまいぎょうざ)の寿屋」ではイベントに合わせ、愛知大で地域経済論を学ぶゼミの3年生と一緒に考案した新商品を発売した。ゴボウやレンコンが入った餃子と、エビや黒米をのせた焼売のセット(税込み780円)。楕円(だえん)形の容器は、秀吉が胸に抱いて温めたとされる草履をイメージした。

 学生ら19人は、同店の運営母体「松浦商店」の松浦浩人専務(37)の協力で、昨秋から試作を重ねてきた。副ゼミ長の林希美さん(21)は「秀吉もきっと気に入ってくれると思う」、開発に携わった徳田優真さん(21)は「食感が楽しめて想像以上においしくできあがった」と話した。

 スタンプの台紙になるパンフレットは、同区役所や各飲食店で配布している。プレゼントは、同区役所もしくは同区の豊国神社で引き換えを受け付ける。(問)同区役所地域力推進室=052(453)5327