ジャンル・エリア : 富山 | 展示 2021年03月11日
高岡市立野、パステル画家荒木ゆみさん(74)のパステル画と和顔(わがん)地蔵展が、小矢部市中央町の石動中央町郵便局で開かれている。穏やかな表情の地蔵が和やかな雰囲気を醸している。19日まで。
高さ10センチほどの粘土製地蔵25体と地蔵を描いたパステル画5点などを展示。地蔵は笑っていたり、口を開けていたり1体1体表情が異なる。数珠は持っているが、粘土の色やマントを着ているなど装いも多彩。絵には「良き出逢(あ)い良き人生」などと添えてある。
荒木さんは、お地蔵さんに「手を合わせなさい」と言い続けていた母を亡くした7年前から趣味で地蔵を作り始めた。5年前からはパステル画の題材にもするようになった。これまでに作った地蔵は約1000体に上り、「表情をつくるとき緊張するが、癒やされる。見て喜んでもらえればうれしい」と話す。
知人の福塚俊之局長(63)から「コロナ禍で来局者の心を癒やしてほしい」と展示を依頼された。土日曜休み。(松村裕子)