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【富山】「器」と「スイカ」おいしい関係 陶芸家とコラボ 映えスイーツ

ジャンル・エリア : まちおこし | グルメ | 富山 | 工芸品 | 特産  2021年08月10日

スイーツと器がコラボした「大人のブランマンジェ」をアピールする笹川利江さん(左)と文絵さん=入善町上野で

スイーツと器がコラボした「大人のブランマンジェ」をアピールする笹川利江さん(左)と文絵さん=入善町上野で

◇入善のカフェ

 入善町地域おこし協力隊で陶芸家の文絵(本名・千原史江)さん(38)と町内の飲食店が連携し、食と器の相乗効果を狙った企画が同町上野のカフェレストラン「GRATINER(グラチネ)」で始まった。文絵さん制作の陶皿に町特産入善ジャンボ西瓜(すいか)を使った新作スイーツをのせて提供する。写真を撮って会員制交流サイト(SNS)で拡散したくなるような「インスタ映え」も意識した。(松本芳孝)

 新作スイーツは「大人のブランマンジェ~バジル西瓜~」。バジルのシロップを使った白ワインゼリーと洋風あんにん豆腐を組み合わせた品に入善ジャンボ西瓜を浅くシロップに漬け、うまみを引き出したマリネと三角形に切った生のジャンボ西瓜を付けた。

 文絵さんは同店オーナーシェフの笹川利江さん(39)と意見交換を重ね、皿には鉄、マンガンを含んだ釉薬(ゆうやく)を使い、落ち着いたマットブラックに仕上げた。ブランマンジェの白、スイカの赤、皿の黒が強い印象を与えるスイーツに仕上がった。添えてある町産うま塩が味と見た目のアクセントになっているという。

 毎年、ジャンボ西瓜を使ったスイーツを提供し、発信に努めている笹川さんは「一人でやるのは難しいが、多くの人の手を借りて続けていくことに意義があると思う」と話した。文絵さんは「コロナ禍の飲食店を応援したい思いで始めた。今後は日本酒、和食の店などともコラボしていきたい」と話した。

 スイーツの提供は8月中旬ごろまで。価格は1000円。人気商品のため、予約を推奨している。(問)GRATINER0765(32)5521