ジャンル・エリア : 石川 | 自然 | 花 2021年09月15日
かれんな青紫の花を咲かせた水生植物ミズアオイが、小松市の木場潟公園南園地の花菖蒲(はなしょうぶ)園で見頃を迎えている。今月末まで楽しめる。
300株あり、8月中旬から3センチほどの小さな花を次々と開かせた。咲き誇るミズアオイの間を、チョウたちが蜜を求めて飛び交っている。
ミズアオイは、環境省のレッドリストで準絶滅危惧に指定され、全国では姿を消しつつある。県の絶滅危惧Ⅰ類にも指定され、自然保護活動に取り組む木場潟再生プロジェクトのメンバーが、2013年から同地で再生を目指す取り組みを始めている。
メンバーによる除草作業や若芽を食べる外来種のアメリカザリガニの駆除が功を奏し、再生活動を始めて以来最も多く群生した。
男性(80)は「こんなにも多く咲いてくれてうれしい。今後も大切に育てていきたい」と話した。 (久我玲)