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【静岡】40回節目、流派超えた多様な作風 浜松現代書作家展

ジャンル・エリア : 展示 | 芸術 | 静岡  2021年12月21日

思い思いの作品が並ぶ現代書作家展=浜松市中区のクリエート浜松で

思い思いの作品が並ぶ現代書作家展=浜松市中区のクリエート浜松で

 浜松市や湖西市の書家で組織する浜松現代書作家クラブによる第40回記念浜松現代書作家展(中日新聞東海本社協力)が20日、浜松市中区のクリエート浜松で始まった。40年目の節目となった今年は、182人が1人1作品を出展。チャリティー色紙も含めると計250点の力作が並ぶ。入場無料。26日まで。 (大岡彩也花)

 クラブは、日展など全国規模の書道展で活躍する書道家たちの集まり。1982年に県西部の書道の普及、発展などを掲げて発足し、年に一度展覧会を開催している。

 節目の展示となった今年は「元気」がテーマ。気迫あふれる漢字で表現した漢詩や、チョウの形の和紙に細かな仮名で書した百人一首、調和体による石川啄木の歌など、流派を超えた多様な書体、作風が楽しめる。チャリティーのため出展者から募った色紙作品もある。

 会場では、クラブの歩みなどをまとめた中日新聞特別版を配布している。クラブ代表の大谷青嵐(せいらん)さん(85)は「テーマ通り、力強い作品が多く集まった。中日新聞東海本社誕生と共に歩んできた歴史を振り返り、今後も共に地域を盛り上げたい」と語った。

 午前10時~午後5時(最終日は午後3時まで)。