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【長野】冬の夜に竹灯籠のぬくもり 上松でイルミ催し

ジャンル・エリア : まちおこし | イルミネーション | 甲信越  2022年02月01日

マレットゴルフ場内に設けられた竹灯籠の遊歩道=上松町のねざめホテルで

マレットゴルフ場内に設けられた竹灯籠の遊歩道=上松町のねざめホテルで

 冬の夜を竹灯籠の明かりが照らす「信州・上松 竹イルミネーション」が、上松町の宿泊施設「ねざめホテル」のマレットゴルフ場、JR上松駅前などで開かれている。3月中旬まで、日没~午後8時半ごろに点灯する。

 ホテルを運営する上松観光開発が、赤沢自然休養林など町内の観光地が閉園する冬期間に新たな風物詩をつくろうと企画。従業員を中心にした実行委が2018年から続け、町内への誘客を図っている。

 木曽郡内で伐採された高さ1.8メートルの竹400本ほどを使用。竹筒を電動ドリルで丸やひし形にくりぬき、数本を組み合わせ、内部に発光ダイオード(LED)を入れた。実行委のほか、地元の上松技術専門校の卒業生や学生も手伝った。

 マレットゴルフ場には300本ほどの竹を並べ、足元を照らす延長150メートルの幻想的な遊歩道をつくり上げた。町中心部の駅周辺や駅前通りなどにも100本ほどを置き、竹からこぼれた淡い光が周囲を温かく包んでいる。

 地元出身で大相撲の大関に昇進した御嶽海関の活躍で町の注目度が増しており、実行委会長の高橋京秀社長(61)は「今がイベントをPRするチャンス」と気合十分。「会場を町外に広げ、木曽路を竹の明かりで照らしたい」と意気込んでいる。 (戸田稔理)