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【岐阜】七福神テーマに個性豊かなつるし飾り400点 飛騨市古川で展示

ジャンル・エリア : 展示 | 岐阜 | 工芸品  2022年03月29日

七福神をテーマにした、つるし飾りの作品が並ぶ会場=飛騨市古川町金森町で

七福神をテーマにした、つるし飾りの作品が並ぶ会場=飛騨市古川町金森町で

 飛騨市の「つるしかざり研究会」による「福こい飾り展示会」が、同市古川町金森町のJAひだ古川支店で開かれている。同会の7周年記念にちなみ「七福神」をテーマにしたつるし飾りの作品約400点が、会場を華やかな雰囲気に包んでいる。4月30日まで。

 同会には、同市古川町を中心にした小学4年生から90代までの25人が所属。月に2回、古川町公民館で作品作りに取り組む。着なくなった着物の生地を活用し、作品の色彩や柄が幅広いことが特徴。着物の糸をほどく作業には、特別養護老人ホーム「県立飛騨寿楽苑(えん)」の利用者が協力しているという。

 つるし飾りは、テーマにした七福神や花、コイなどがモチーフ。顔の表情などの細部まで一つ一つ異なり、同一テーマでありながら作者の個性が感じられる。

 谷口充希子会長は「作っていて楽しい。子どもも大人も、みんな手先の器用さがあるのに、知らずにいると思うので、ぜひつるし飾り作りをやってみてほしい」と笑みをこぼした。

 会場では、つるし飾りの体験会も随時催す。1500円。また、同市古川町の手芸サークル「夢香樹」のパッチワーク作品も展示し、土日曜には二胡(にこ)の演奏会も開く。(問)谷口会長=090(2775)6178

 (吉本章紀)