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【福井】ピーターラビットの魅力いっぱい 小浜で企画展

ジャンル・エリア : エンタメ | 展示 | 福井  2022年08月03日

ピーターラビットシリーズの表紙やストーリーを紹介するパネル=小浜市の県立若狭図書学習センターで

ピーターラビットシリーズの表紙やストーリーを紹介するパネル=小浜市の県立若狭図書学習センターで

 小浜市の県立若狭図書学習センターで、夏休み企画展「ピーターラビット誕生120周年記念~世界一有名ないたずらっ子ウサギの冒険~」が開かれている。世代を超えて愛され続けている絵本の紹介パネルや英語版の蔵書などを並べ、魅力を伝えている。31日まで。

 ピーターラビットはイギリスの絵本作家ビアトリクス・ポターの作品に登場する主役キャラクターであり、シリーズの総称。自然豊かな湖水地方の村や田園を舞台に、動物たちが繰り広げるのどかでユーモラスな物語を精緻な絵柄で描く。1902年に第一作が出版され、日本では71年から福音館書店が計24作を翻訳出版している。

 企画展では、24作の表紙とストーリーをパネルにまとめ、作品が生まれた経緯など作者の歩みを年表にした。英語版の絵本や湖水地方の旅行本を開いて展示し、ピーターラビットがかじっている野菜がニンジンではなくラディッシュであることなど、興味深い豆知識も紹介している。

 同センターの担当者は「子供向けの絵本だが、風刺やウイットに富んだ話は大人も楽しめる」と話した。

 (鈴村隆一)