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【三重】伊賀焼陶器まつりで日本酒試飲会開催へ 「伊賀酒を伊賀焼で乾杯を」

ジャンル・エリア : まつり | イベント | 三重 | 工芸品  2022年09月01日

伊賀焼陶器まつりと「伊賀酒DE女子会」をPRする吉村さん(左から2人目)と3蔵元の女将=伊賀市丸柱の伊賀焼伝統産業会館で

伊賀焼陶器まつりと「伊賀酒DE女子会」をPRする吉村さん(左から2人目)と3蔵元の女将=伊賀市丸柱の伊賀焼伝統産業会館で

 伊賀市川合のあやまふれあい公園内ゲートボール場「すぱーく阿山」で9月23~25日、「伊賀焼陶器まつり」が3年ぶりに開催される。40回目の今回は、市内の酒蔵の女将(おかみ)らが2011年から開いてきた女性向け試飲会「伊賀酒DE女子会」と、初のコラボ企画を実施する。お酒と器を合わせて楽しむ趣向だ。 (新居真由香)

 女子会は森喜酒造場(千歳)の専務、森喜るみ子さん、大田酒造(上之庄)の専務、大田智洋さん、若戎酒造(阿保)の社長、重藤邦子さんらが主催。伊賀焼陶器まつりの会場に出店し、有料試飲や日本酒販売のコーナーを設ける。男性も参加できる。

 試飲では、3蔵元の日本酒を1杯ずつ楽しめる。桃色の女子会ロゴマークが入ったおちょこ付きで税込み1000円。150個限定。

 陶芸家が3蔵元の銘柄のラベルをデザインした来場者限定酒も販売する。森喜酒造場の「るみ子の酒」は吉村尚子さん、大田酒造の「半蔵」は谷本貴さん、若戎酒造の「若戎」は宮本晋さんがデザインした。いずれも720ミリリットル入り税込み2000円。各36本。

 女子会の出店ブースの隣には、酒器だけを集めた販売ブースを設置し、好みの日本酒と酒器を合わせて選べるようにする。

 会場では各日午後1時半から、3女将と陶芸家によるトークライブもあり、それぞれの視点で日本酒と酒器の楽しみ方を提案する。酒かすを使った和菓子や洋菓子、日本酒の福袋の販売もある。

 森喜さんは「焼き物の焼き方や土質、形によって、お酒の味は微妙に変わる。酒器の選び方やお酒の楽しみ方に興味を持ってもらい、伊賀酒を伊賀焼で乾杯してほしい」と話している。

 伊賀焼陶器まつりには例年、3日間で県内外の2万人が来場する。コロナ禍で一昨年と昨年は中止し、昨年はオンラインの販売会を実施した。今回は伊賀地域の32窯元が2万点ほどの出品を予定している。これまでは、1つの展示台に一列並びで窯元が出店していたが、今回は窯元ごとに出店ブースを設置し、展示に工夫を凝らす。

 伊賀焼陶器まつり実行委員長の吉村さんは「大きく雰囲気が変わると思う。これまで来てくださっていた方にも初めての方にも来てほしい」と来場を呼びかけている。

 伊賀焼陶器まつりは午前9時~午後5時(最終日は午後4時まで)。JR新堂駅から無料シャトルバスが随時運行する。(問)伊賀焼伝統産業会館=0595(44)1701