ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 愛知 | 歴史 2022年08月31日
万年筆の魅力や歴史を紹介する企画展「万年筆の世界」が、岡崎信用金庫資料館(岡崎市伝馬通1)で開かれている。10月2日まで。入館無料。
ペン先や軸の太さ、柔らかさ、大きさが異なる万年筆をはじめ、「紅葉」「月夜」など日本の情景を表現したカラーインク、筆記具メーカー「パイロット」が限定生産した蒔絵(まきえ)を施した高級万年筆などを展示している。
豊田市の近藤よう子さんが、1本の万年筆で細い線と太い線を書き分けて、色鉛筆や水彩絵の具で色を付けた万年筆画作品も見ることができる。岡崎市籠田町の文房具店「ペンズアレイタケウチ」のオリジナルインクの試し書きができるスペースもある。同館職員の浦野恭義さん(63)は「手書きの機会が減ってきたデジタル時代において、万年筆で書く楽しさを改めて感じていただきたい」と話す。
午前10時~午後5時。月曜休館(月曜が祝日の場合は、翌日休館)。同館では、関連イベント「万年筆のお悩み相談」を9月18日に予定している。参加は無料だが、事前予約が必要。(問)岡崎信用金庫資料館=0564(24)2367
(服部壮馬)