ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川 | 野菜 2022年10月11日
サツマイモとカボチャ味 食品ロス減へ鹿西高生発案
中能登町春木の農事組合法人能登やまびこが生産した完熟カボチャなどを使い、七尾市神明町のイタリアンジェラート店「チェルキオ」が加工するジェラートの販売が始まった。食品ロスをなくすため同町の鹿西高校の生徒が発案し、本格的な味わいに仕上がっている。(大野沙羅)
ジェラートには、サツマイモ「兼六」やカボチャ「くり大将」、栗などを使用した。チェルキオ店主の柳浦寿光さん(51)によると、うまみがある皮を残して食感を楽しめるように工夫した。「うちで使っている材料と違うので味わいも変わる。生産者の顔が見えるのは大事なこと」と話す。
鹿西高の生徒が昨年11月、総合的な探究の時間の授業で同法人を訪れ、市場に出荷できなくなった農産物を捨てずに加工する方法として提案したのが始まり。法人の山口勝代表理事は「サツマイモやカボチャの甘みがあり里山の恵みを味わえる」とアピールする。
カボチャは1個240円、栗は280円(いずれも税込み)。サツマイモは11月から今年の収穫分で販売する予定。能登やまびこの農産物直売所「春木の里っ子」で購入できる。営業は火、水、金、土曜の午前9時半~正午。