ジャンル・エリア ： 愛知 | 水族館 | 生き物　 2022年12月14日

１１月に生まれたばかりのペンギンのひな＝名古屋市港区の名古屋港水族館で

　名古屋港水族館（名古屋市港区）が、１１月に生まれたペンギンのひなを、来館者の前で体重測定するイベントを開いている。普段は親の足元に隠れて見えないことが多いひなを見られる絶好の機会。２８日まで平日は午後１時、土日は午後０時半から披露する。

　名港水族館のペンギン水槽は、南極の昭和基地の気候を再現しており、今は南極の夏に当たる。ペンギンは日本の秋から冬が繁殖期で、今季は１１月に２羽のジェンツーペンギン、５羽のヒゲペンギンのひなが誕生した。

　６日にあった測定では、水槽内に測定機を設置し、３羽の体重を量った。１１月１０日に８９グラムで生まれたジェンツーペンギンのひなは既に１９２５グラムに。同月下旬にふ化したばかりのヒゲペンギンのひなも３８５グラム、１９０グラムとすくすく育っている姿を見せた。

　ペンギン担当の飼育員の浅井堅登さん（３４）は「ペンギンのひなは２カ月ほどで、大人と同じ大きさまで成長する。縫いぐるみのようなかわいい姿は今しか見られない」と来訪を呼びかけた。（坂本圭佑）