【石川】光と音幾何学の幻想　片山津温泉でライトアップ

スマホで音楽をかけながらボックスにかざすと、音に合わせて光が変化するオブジェ＝加賀市片山津温泉で

　加賀市片山津温泉の冬のライトアップイベント「光の禁断症状」が、柴山潟湖畔の湯の元公園で開かれている。

　冬のライトアップは夏の花火と並ぶ同温泉の２大事業の一つで、５年目。今回はスマートフォンを使ってインタラクティブ（双方向型）な体験ができる５つの仕掛けを設けた。

　湯の元公園入り口でボックスにスマホをかざすと、音楽とともに通路のオブジェが光る。ライトに導かれるように進むと、縦横４．５メートルのジャングルジムのようなオブジェがあり、スマホで好きな音楽をかけてボックスにかざすと、音に反応して光が変化する。

　他にもミラーボールが光を放ちながら回ったり、湖に浮かぶ浮御堂がまばゆい光で照らされたり。片山津温泉観光協会の担当者は「光と音楽に合わせて踊る動画を撮影するなど、非日常の演出を楽しんでほしい」と話していた。

　来年２月２８日まで毎日、午後３時半～同８時半開催。入場無料。荒天時は中止。（小室亜希子）