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【三重】映画館前に祭り衣装を展示し盛り上げ 「おれらの多度祭」1月上映

ジャンル・エリア : まつり | 三重 | 展示 | 文化  2022年12月23日

伊藤さんが企画し、映画館に展示されている多度祭の半纏=桑名市新西方のイオンモール桑名で

伊藤さんが企画し、映画館に展示されている多度祭の半纏=桑名市新西方のイオンモール桑名で

 多度大社(桑名市)の上げ馬神事を題材にしたドキュメンタリー映画「おれらの多度祭(たどまつり)」が、来年1月6日から上映されるのを前に、同市のイオンモール桑名で祭りの参加者が着る半纏(はんてん)などが展示されている。

 映画は、多度出身の映画監督、伊藤有紀さん(44)が2016~19年の4年間にわたって撮影し、20年の門真国際映画祭でドキュメンタリー部門優秀作品賞を受賞した。東京や名古屋では公開されたが、県内の映画館では初めての上映になる。同時にイオンモール東員(東員町)、イオンモール名古屋茶屋(名古屋市)でも上映される。

 展示は、伊藤さんが企画した。上げ坂を馬と駆け上がる時に身に着ける衣装を間近で見ることができる。小山、力尾、猪飼など6地区の祭り関係者が協力し、それぞれの半纏や陣笠(じんがさ)、花笠を並べる。来年1月12日ごろまで続ける。

 多度祭の上げ馬神事は新型コロナウイルスのため20~22年の3年間は中止になった。来年5月は再開する方向で進められているといい、伊藤さんは「祭りの雰囲気を展示や映画で感じてもらえればうれしい」と話している。 (大島康介)