ジャンル・エリア : 三重 | 川 | 生き物 2023年03月01日
伊賀川漁業協同組合の管内で1日、アマゴ釣りが解禁となる。9月30日まで。漁協は解禁日前日の2月28日、アマゴの成魚約8000匹(重さ400キロ)を市内の河川に放流して回った。
同漁協が管理するのは青山、上野、島ケ原地域を流れる木津川、服部川、柘植川とその支流。この日は役員や組合員ら計13人が協力し、青山地域を流れる河川の約70カ所を回った。放流場所で、バケツやビニールのホースからアマゴを放つと、水しぶきを上げ元気よく泳いでいった。
昨年11月にもアマゴの稚魚8500匹と、卵の膜から魚の目が見える発眼卵2万5000個を放流した。稚魚は12センチほどに成長し、釣りごろの大きさという。発眼卵からふ化した稚魚は秋ごろにかけて成育する。
エサはイクラや、水の濁っている日にはミミズを使うと、よく釣れるという。釣りには遊漁券が必要で、漁協などで取り扱う。年券7000円、日券2000円(解禁日3000円)。
漁協の近藤徹雄さん(84)は「今年はたくさん釣っていただきたい。一昨年に放した発眼卵が大きくなっているかも楽しみ」と話した。追加放流も4月末までに3回予定する。(問)伊賀川漁協=0595(24)2906
(瀬里崎蒼馬)