ジャンル・エリア ： まちおこし | 石川 | 鉄道　 2023年03月09日

ＰＲポスター前で記念券を手に来局を呼びかける大杉輝男局長＝七尾市中島町外の西岸郵便局で

鉄道切符風　販売

　七尾市と中能登町の計２８郵便局で、「来局記念券」を販売している。切手を同時購入すれば日付印も押印されるため、訪問記念にしてほしいとＰＲしている。

　千葉県の房総半島で、鉄道駅内に郵便局があることがきっかけで、鉄道切符風の来局記念券を販売している事例があり、参考にした。北陸では初の試みで、鉄道切符と同じ０.７ミリの厚紙製「Ｄ型硬券」を使っているため列車の切符のような味わい深さを醸し出している。

　横８.８センチ、縦３センチ。郵便ポストのイラストに郵便局名が駅名のような漢字で記され、局コード番号と住所も記載。税込み１００円で購入できる。切手を買うと、裏面に貼って局名が入った日付印も押印されるため、スタンプラリーのように各局を回りながら収集する楽しみもある。

　宝達志水町以北の能登地方の８３郵便局では、各局オリジナル風景印（消印）を「通行手形」台紙で集めるスタンプラリーなどを実施中。切手を買い風景印を押すと各局ごとの缶バッジも入手でき、指定地域の全局分を集めると特産品が当たる抽選に参加できる企画も３月末まで続く。七尾市中島町外（そで）の西岸郵便局の大杉輝男局長は「いろんな企画を楽しめるので、能登各地を回るきっかけにしてもらえれば」と呼び掛ける。なくなるまで販売予定。（問）同局０７６７（６６）０１７９

　（室木泰彦）