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【長野】アンズ6000本の花見頃 長野市、あすから「東条あんずまつり」

ジャンル・エリア : まつり | 甲信越 | 自然 |   2023年03月27日

まつりに向けてアンズの開花状況を確認する実行委メンバー=長野市松代町東条で

まつりに向けてアンズの開花状況を確認する実行委メンバー=長野市松代町東条で

 長野市の松代地区でウメに似たアンズの気品あふれる花が見頃を迎えている。アンズ生産者でつくる実行委は28日から「信州松代東条あんずまつり」を同市松代町東条の公園「岩沢遊園地」周辺の農地で開催する。期間中は、遠く北アルプスの山々を望む見晴らしの良い高台から、6000本が咲く姿を見渡すことができる。4月6日まで。

 かつては桑畑だったという約35ヘクタールの段々畑に、薄桃色のアンズの花々が咲いている。養蚕業が衰退した1950年代、クワに代わる新たな作物として旧松代藩ゆかりのアンズを植えたところ、水はけや日当たりの良さが適していた。生食用や加工用としてアンズ12品種を栽培し、年間で約100トンを生産している。

 26日には、小雨が降る中、実行委メンバーが看板やのぼり旗を設置した。実行委の阿部惣一会長(75)は「きれいな花と北アルプスを眺めに来てもらえれば」と来場を呼びかけた。

 期間中には、あんずジャムや干しアンズの販売も行う。約30台分の無料駐車場がある。(吉田拓海)