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【滋賀】彦根を感じられる内装に一新 亀の井ホテル彦根

ジャンル・エリア : まちおこし | 自然 | 近畿  2023年04月19日

甲冑をイメージしたカーペットが目に飛び込んでくるロビーラウンジ

甲冑をイメージしたカーペットが目に飛び込んでくるロビーラウンジ

 彦根市松原町の琵琶湖畔にある「亀の井ホテル彦根」が今月、リニューアルオープンした。国宝・彦根城からも近く、彦根らしさをちりばめた内装に一新。デザイン性の高さで、交流サイト(SNS)を活用する若い世代などの誘客も目指す。

 宿泊客らを迎えるロビーラウンジに入ると、甲冑(かっちゅう)をイメージしたカーペットや、石垣を模したフロントカウンターが目を引く。彦根城主の井伊家を象徴する赤色も取り入れている。

 リニューアルに合わせて客室を7室増やし、全48室から琵琶湖を眺めることができる。このうち10室は、湖を見ながら入浴できる「ビューバスフォース」を新設。旅行の思い出をSNSに投稿する人が増えていることから、視覚面にも力を注いだ。

 建物は宿泊施設「かんぽの宿」の名称で日本郵政が経営してきた。彦根を含む全国31施設が昨年4月から、ホテル運営のマイステイズ・ホテル・マネジメント(東京)に引き継がれ、7月に「亀の井ホテル」に変わった。

琵琶湖を眺望できる客室=いずれも彦根市松原町の亀の井ホテル彦根で

琵琶湖を眺望できる客室=いずれも彦根市松原町の亀の井ホテル彦根で

 31施設の中で大規模改修を経てリニューアルオープンをしたのは、彦根が初めて。世界遺産登録を目指す彦根城があり、2025年に県内で開催される国民スポーツ大会・全国障害者スポーツ大会(国スポ・障スポ)も控え、地域の観光振興に一役買う。

 中川統夫支配人(62)は「琵琶湖や彦根城を柱に、ホテルの中でも彦根を感じていただけるように改装した」と話している。宿泊しない人も、これまでと同じく食事や入浴のみの利用もできる。(石曽根和花)