ジャンル・エリア : 展示 | 文化 | 甲信越 2023年06月20日
NHK連続人形劇「プリンプリン物語」の人形美術を担当した造形作家友永詔三(あきみつ)さん(78)=東京都=の作品展「友永詔三のテレビ人形の世界」が7月9日まで、飯田市川本喜八郎人形美術館で開かれている。人気キャラクターなどがずらりと並んでいる。
1979~82年に放映された同人形劇は、少女プリンプリンが祖国を探し、猿のモンキーら仲間と旅をする。会場には、プリンプリン、モンキーをはじめ、アクタ共和国のルチ将軍らさまざまな国で登場する人形26体を展示。木製人形の質感、自由な動きができるよう球を使った人形の関節などをじっくり見ることができる。
物語は古代インドの叙事詩「ラーマーヤナ」を基にしているといい、インドで調達した素材を使ったという衣装もあり興味深い。会場の一角に、小道具や衣装を陳列している。
同館が2017年に開いた複数のテレビ人形劇を扱った展示会で、プリンプリン物語の数体も出展。「他の人気の人形を見たい」といった声を受け、今回の展示を企画した。同館は「常設の川本さんの人形と比較するなど、楽しんで」と呼びかけている。(問)同館=0265(23)3594
(近藤隆尚)