ジャンル・エリア : テーマパーク | 三重 | 動物 | 生き物 | 自然 2023年07月13日
鳥羽市沖に浮かぶ観光施設「イルカ島」で14日、雄のカリフォルニアアシカ「ズンダ」(6歳)がアシカショーへのデビューを飾る。運営会社「志摩マリンレジャー」(同市)の担当者は「ぎこちなさがズンダの魅力。温かく見守ってほしい」と呼びかける。(鈴木沙弥)
ズンダは、2017年6月に浜松市動物園で生まれた。イルカ島では22歳の雄「ジュン」、21歳の雌「ひなた」と2匹のアシカが高齢になる中、18年6月にズンダも仲間入りしてショーへの出演に向けて訓練に励んできた。
トレーニングを担当するのは、「でっぴ~」の名でショーに出る入社3年目の飼育員中村晴日さん(23)。中村さんいわく「好奇心旺盛でまじめ」というズンダは、しゃちほこポーズや、水面からのジャンプなど15種目を身に付けた。小道具を使った動きは少し苦手で、口でのバトン回しなどでは、うっかり取り落とすこともある。中村さんは「ちょっと不器用で大きな身ぶり手ぶりや、頑張っている姿はかわいい。初舞台は緊張するが、ぜひ見てほしい」と来場を呼びかける。
アシカショーは午後2時から。本土発着の遊覧船「鳥羽湾めぐりとイルカ島」の運賃に島の入場料も含まれ、中学生以上2300円、4歳以上~小学生1200円。(問)志摩マリンレジャー鳥羽営業所=0599(25)3145