ジャンル・エリア ： イベント | グルメ | 三重 | 特産　 2023年08月30日

ＳＵＰのボードを囲む来場者ら＝多気町のヴィソンで

　多気町の複合レジャー施設「ＶＩＳＯＮ（ヴィソン）」で度会町の特産品や、清流、宮川に面した豊かな自然などをＰＲする「度会町フェアｉｎ　ＶＩＳＯＮ」が開かれている。町によると、近隣市町との合同ではなく単独で大規模なＰＲをするのは珍しいという。担当者は「町外の人が立ち止まって興味を持ってもらえた」と手応えを語っている。（外山矩実）

　施設を運営する「ヴィソン多気」と度会町の共催。期間中には施設内の４飲食店で、度会町産のお茶やブルーベリーを使った特別メニューが提供され、町内の事業者が特産品やお菓子を販売するコーナーが設けられる。土日には特設マルシェで、特産のお茶の試飲や購入なども楽しめる。町内の宮リバー度会パークで体験できるスタンドアップパドルボード（ＳＵＰ）用の板も用意し、上に立って乗ることができる。地域おこし協力隊らによる観光ブースもある。

　２０２１年に同町を含む県内の６町と同社、日本航空が連携協定を結んだ縁がきっかけで実現した。ブルーベリーの旬や、プール、ＳＵＰなどがＰＲできる時期にあわせ、夏の開催が決まった。

　ブースでは地域で有数の規模を誇る宮リバー度会パーク内の町営プール「鏡（かがみ）」のポスターを掲示。足を止めた来場者にパンフレットを配りながら、町職員らが説明をしている。津市から家族４人で会場に訪れた会社員の女性（４０）は「ＳＵＰに興味があった。やってみたいと思った」と話した。

　ヴィソンから度会町は自動車で２０～３０分ほどの距離。担当者は「ヴィソンにはさまざまな人が訪れるので、全く度会町を知らなかった人にもアピールできる。アウトドアが楽しめることや特産品を知ってもらいたい」と期待を込めた。

　フェアは９月１０日まで。（問）町産業振興課＝０５９６（６２）２４１６