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【石川】つぶつぶソバの実入りアイス 七尾・湯川産を活用 市内外で好評

ジャンル・エリア : グルメ | 特産 | 石川  2023年08月30日

湯川町の住民らが作ったソバの実を使ったアイス=七尾市湯川町で

湯川町の住民らが作ったソバの実を使ったアイス=七尾市湯川町で

 金沢市のそば店「十六文亭」が設立した合同会社チイキカイカクが、七尾市湯川町の住民らが栽培したソバの実を使って、アイスを開発した。7月から七尾や金沢のスーパーなどで売り出し、好評を集めている。

 アイスは、生乳とマッチしたソバの香ばしさと実のつぶつぶした食感が味わえる。湯川町の住民有志でつくる「湯川ファーム」が昨年から休耕田で栽培するソバを中心に七尾産を使用。カップには、湯川町のソバ畑の写真をデザインした。

 十六文亭は、今秋にも市の空き公共施設の旧崎山地区コミュニティセンターで、製粉所を開く予定。地域活性化の一助に湯川ファームのソバを活用しようと、同市神明町のイタリアンジェラート店「チェルキオ」に依頼して商品開発した。

 27日には、湯川ファームのメンバー15人が初めてアイスを試食した。「ナッツみたいに歯応えがあっておいしい」「甘さがしつこくない」と大好評。代表の受川清和さん(59)は「アイスになってうれしいね」と笑顔を見せた。今年は前年の約2倍の80アールで作付けし、収量250キロを目指しているという。

 1個80ミリリットル、税抜き350円から販売。十六文亭やスーパーどんたくアスティ店(七尾市藤橋町)などで購入できる。(大野沙羅)