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【愛知】皮切りはビル屋上の青空狂言 名古屋で「やっとかめ文化祭DOORS」開幕

ジャンル・エリア : イベント | 愛知 | 文化  2023年10月30日

皮切りはビル屋上の青空狂言 名古屋で「やっとかめ文化祭DOORS」開幕

皮切りはビル屋上の青空狂言 名古屋で「やっとかめ文化祭DOORS」開幕

 名古屋の文化や芸能に触れる祭典「やっとかめ文化祭DOORS(ドアーズ)」が始まった。市内各地で歌舞伎や能の公演、伝統文化の体験イベント、街歩きツアーなどが開かれる。11月19日まで。

 初日の28日は東区東桜のビル屋上に、若い世代の呼び込みを狙った文化交流の場「踊り庭(おどりば)」を設置。青空の下、名古屋和泉流の二世井上松次郎さんと井上蒼大さんが狂言「雷」を披露し、はりを打たれて痛がる雷と薬師(くすし)のやりとりに笑いが広がった。

 狂言は初めてという市内の会社員(39)は「声量に圧倒された。本格的な舞台でも一度見てみたい」。飲食や書店主のこだわりの本が並ぶ一角もあり、若者や親子が開放的な雰囲気を楽しんだ。

 文化祭は市や中日新聞社でつくる実行委員会が主催し、11年目。11月5日は西区の円頓寺商店街で「まるごと一日やっとかめ祭り」があり、歌舞伎や辻狂言、着付け体験などが行われる。詳細は文化祭のホームページで。 (小嶋麻友美)