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【三重】津松菱に東洋軒…商店街のレトロ看板をモチーフ 「エモい」キーホルダー製作

ジャンル・エリア : まちおこし | 三重  2023年11月10日

学生が作製した「津レトロキーホルダー」=津市内で

学生が作製した「津レトロキーホルダー」=津市内で

 津松菱に東洋軒、サンモリッツ…。津市中心部の商店街にある老舗の飲食店や商店の看板をモチーフにした「津レトロキーホルダー」を、高校生や大学生らが作った。学生が実際に街を歩いて見つけた「レトロかわいい」「エモい(感情が揺さぶられるという意味の若者言葉)」デザイン。11、12日に大門地区で実施する実証実験「ふらっと大門・丸之内」内で、キーホルダーの入ったカプセルトイを設置する。

 若者の視点で商店街の魅力を発信してもらおうと、津市が第三セクター「まちづくり津夢時風」に委託。キーホルダーと街歩き地図を作る学生を公募し、市にゆかりのある高校生や大学生9人が選ばれた。

 学生らは9月、2日間かけて大門と丸之内、新町地区の商店街を散策。興味のあるデザインの看板や建物、オブジェなどを、地図に落とし込んでいった。

 キーホルダーは全20種。丸形のアクリル板に、店舗の許可を得て看板のデザインを印刷した。10月末に丸之内地区での実証実験でカプセルトイを配布した際には、若者だけでなく大人にも好評だったという。

 作製に携わった津市出身の松本遥紀さん(20)=金沢大3年=は「何げなく通り過ぎる場所や全然行かない場所に入ってみると、個性的な看板がたくさんあった。市民なら誰でも知っている店からニッチな店まで、看板を探して歩くと面白いと思う」と勧める。

 カプセルトイは、実証実験を主催する「エリアプラットフォーム『大門・丸之内 未来のまちづくり』」のLINE(ライン)を登録すると、無料で1人1回できる。

 1日限定100個で、なくなり次第終了。

 (寺岡葵)