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【愛知】秋の桜と紅葉が競演 小原で11日から「四季桜まつり」

ジャンル・エリア : まつり | イベント | 愛知 | 紅葉 |   2023年11月10日

白や薄紅色の花をつけ始めた小原の四季桜=豊田市川見町の川見四季桜の里で

白や薄紅色の花をつけ始めた小原の四季桜=豊田市川見町の川見四季桜の里で

 秋に満開となる四季桜と紅葉を同時に楽しめる「小原四季桜まつり」が11日、豊田市小原地区で始まる。30日までの期間中、地区の小原支所周辺では、イベントが開かれる。 (大谷津元)

 地区には約1万本の四季桜が植えられ、春と秋に花を咲かせる。今年の開花は平年より遅く、現在は三分咲き程度。20日以降に白や薄紅色の花で満開になる見通し。

 毎年多くの観光客でにぎわう同市川見町の川見四季桜の里では、約1200本の桜と紅葉が山肌を彩る。今年は6月の豪雨で一部斜面が崩落。部分的にシートがかぶせられ、山への散策道は封鎖されている。

 小原支所隣の小原ふれあい公園では、11日に地元和太鼓の演奏があるほか、名古屋グランパスのチアダンサーが出演。19日にはアニメソング歌手の亜咲花(あさか)さん、豊田市出身の声優茉白(ましろ)実歩さんのトークショーなどがある。18日午後6時からは花火が打ち上がるほか、18、19日は公園周辺の四季桜がライトアップされる。

 まつりでは10店以上の出店が郷土料理の五平餅やヘボ飯などを振る舞うほか、地区の「市小原和紙のふるさと」では紙すきなどが体験できる。小原観光協会の水谷隆治事務局長(63)は「四季桜だけでなく、周辺のお祭りも合わせて楽しんで」と呼びかける。

 小原ふれあい公園に有料駐車場がある。川見四季桜の里の駐車場は13~17日と27日~30日のみ、普通車1台500円で利用できる。川見四季桜の里の駐車場が閉鎖されている日は、小原支所から無料のシャトルバスを運行する。

崩壊した川見四季桜の里の一部斜面=豊田市川見町で

崩壊した川見四季桜の里の一部斜面=豊田市川見町で

特産の卵商品販売も

 豊田市小原地区の小原商工会は13日、小原ふれあい公園の祭り会場で「小原たまごフェア」を開催する。地元特産品の卵や、卵を使用した商品を紹介する。

 今年初めての取り組み。小原地区内は卵の生産が盛んなことから、市内外の観光客へPRする。フェアには地区の12事業者が出品し、卵のほか、焼きプリンやだし巻き卵、う巻きなどを販売する。

 小原商工会の加知希美枝さん(53)は「地元の卵製品が一堂に会する機会は他にないので、ぜひ来てほしい」と呼びかける。