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【滋賀】切り絵と刺しゅう、特別な御朱印登場 湖南の長寿寺で紅葉の時期に合わせ

ジャンル・エリア : 歴史 | 神社・仏閣 | 近畿  2023年11月16日

長寿寺が紅葉の時期に合わせて用意した御朱印。左からスギの切り絵、竜の切り絵、刺しゅう

長寿寺が紅葉の時期に合わせて用意した御朱印。左からスギの切り絵、竜の切り絵、刺しゅう

 紅葉の時期に合わせて湖南市の長寿寺で、切り絵や刺しゅうを使った特別な御朱印が登場した。

 切り絵の御朱印は2種類で来年の干支(えと)にちなんだ竜と、境内にあるスギに集まるフクロウ、リス、キツツキなどの図柄。いずれも米原市の切り絵作家早川鉄平さんがデザインした。内部が腐食した樹齢400年のスギの再生を目指す寺の活動に、早川さんが賛同。「スギの木が再生し、再びさまざまな命を守り育んでくれるように」との願いを込めた。

 刺しゅうの御朱印は、国宝の本堂と紅葉、地蔵をあしらった。凹凸で目の不自由な人にも楽しんでもらえるようにと、触れて感じてもらう寺所有の「陶板地蔵曼荼羅(まんだら)」にちなんで制作した。

 いずれも税込みで、切り絵は1500円、刺しゅうは1300円。切り絵は各1000枚、刺しゅうは300枚用意した。なくなり次第終了。切り絵の収益は、スギ再生と境内の紅葉の整備に充てる。 (増村光俊)