ジャンル・エリア ： イベント | 石川 | 芸術　 2023年11月20日

鼓門の前でスマートフォン越しに浮かび上がるＡＲアート＝金沢駅兼六園口で

　県は、拡張現実（ＡＲ）の技術を生かした「スマホでＡＲアート巡り」を県内１４カ所で展開している。開催中のいしかわ百万石文化祭のイベントの一つで、世界で活躍するアーティストによって彩られた各地の名所が、スマートフォン越しに楽しめる。２６日まで。

　ＡＲアートは、スマホで設置場所のＱＲコードを読み取り、写真共有アプリ「インスタグラム」のカメラに映し出す仕組み。文化祭では「幻想世界」をテーマにアーティストや絵師、イラストレーター、学生が作品を手がけた。

　金沢駅兼六園口の鼓門では、金沢市在住の浮世絵師、アマヤギ堂さんによる作品を楽しめる。画面に映る「石川県」をタップすると、鼓門を背景に桜の木やハスが現れ、コイが優雅に泳ぎだす。

　大阪府から友人と観光に訪れた会社員女性（２５）は「コイの絵はとてもきれい。でもＱＲコードの位置が分からず、操作も少し難しかった」と話した。（岩本雅子）

　◇その他ＡＲアート設置場所

　見附島（珠洲市）イカの駅つくモール（能登町）能登長寿大仏（穴水町）和倉温泉総湯（七尾市）宇宙科学博物館コスモアイル羽咋（羽咋市）金沢港クルーズターミナル、金沢城公園、しいのき迎賓館、県立図書館（金沢市）「安宅の関」こまつ勧進帳の里（小松市）道の駅瀬女（白山市）山代温泉古総湯、山中温泉総湯菊の湯（加賀市）