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【長野】切り絵の地図巡って 松本であいかうたうさん作品展

ジャンル・エリア : 展示 | 甲信越 | 芸術  2024年01月25日

松本駅を中心とした作品を紹介するあいかうたうさん=松本市美術館で

松本駅を中心とした作品を紹介するあいかうたうさん=松本市美術館で

 松本市在住の切り絵作家あいかうたう(本名・秋葉愛加)さん(32)の「切り絵の地図展」が24日、市美術館で始まった。同市では初めての開催で、28日まで。

 手のひらサイズの7・5センチ四方に道路などを切り抜いた小さな「地図」を中心に、松本や安曇野、全国各地の地域を題材にした80点が並ぶ。地図のデータを使って下絵を作り、デザインカッターで折り紙を切って制作。背景には自ら塗った水彩画を添えて、色とりどりの仕上がりとなっている。

 もともと航空写真や葉脈など、細かい模様状のものが好きだったというあいかうたうさん。保育士として子どもに動物の切り絵などを作っているうちにとりこになった。一つの作品に約8時間をかける。「ただの白い線なのに見えてくるものがあるのが地図の魅力。目的地に行くためではなく、地図そのものを楽しんでほしい」と話した。

 時間は午前9時~午後5時。市民ギャラリーで、観覧料は無料。25日午前11時~正午と27日午後1時半~3時半には、日本地図学会主催のギャラリートークもあり「地図トーク」を繰り広げる。(山崎優日)

「信州まつもと空港」と題した切り絵作品

「信州まつもと空港」と題した切り絵作品