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【愛知】三河のひな人形、表情に時代の移ろい 幸田で展示、ウクライナ大使館へ寄贈の同型品も

ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 愛知 | 文化  2024年02月27日

個性豊かな表情のひな人形が並ぶ会場

個性豊かな表情のひな人形が並ぶ会場

 江戸時代から現代までのひな人形を集めた企画展「おひなさま」が、幸田町深溝の町郷土資料館で開かれている。3月17日まで。入場無料。

 豪華に装飾された昭和の「御殿びな」など、町民を中心に三河地方の住民から同館に寄贈された人形約150点が並ぶ。碧南市や高浜市で作られ、三河地方で普及した素朴な「土びな」も多数集まり、個性豊かな表情が楽しめる。

 同町坂崎の節句人形製造販売「三喜」が昨年9月、ウクライナ大使館(東京)へ寄贈したのと同じ型のひな人形も飾った。現地の子どもや女性の平和な日々を願い、着物にウクライナ国旗の黄色と青色をあしらったという。

 町文化スポーツ課の神取龍生学芸員(47)は「ひな人形には時代が表れる。昔と今を比べながら鑑賞して」と話す。午前10時~午後5時。月曜休館。 (高木健吾)

 
ウクライナ大使館に贈られたのと同型のひな人形=いずれも幸田町深溝の町郷土資料館で

ウクライナ大使館に贈られたのと同型のひな人形=いずれも幸田町深溝の町郷土資料館で