ジャンル・エリア ： 展示 | 工芸品 | 石川　 2024年02月28日

松本花子さんが所有していたひな人形などが展示されている会場＝白山市吉野で

　ひな祭りを前に、ひな人形やちりめん細工の飾りが並ぶ「おひなさま展」が、白山市吉野の文化施設「吉野工芸の里　鶉荘（うずらそう）」で開かれている。３月２０日まで。

　鶉荘が所蔵する七段のひな飾りのほか、おひなさまとお内裏様を描いた陶芸家の故松本佐一さんによる陶器、松本さんの妻花子さん（７８）が所有していた鶴と花をあしらった十二単を羽織るひな人形など１４１作品を展示。ちりめん細工や桜色のコースター、ポーチなど市内の作家によるひな祭りにちなんだ雑貨もある。

　一部作品は販売している。福井県あわら市から訪れた女性（６０）は「すごい作品ばかりで、物作りができる人にあこがれてしまった」と話した。入場無料。（安里秀太郎）