ジャンル・エリア ： まちおこし | 岐阜 | 神社・仏閣 | 自然 | 花　 2024年03月27日

境内に群生するショウジョウバカマ＝関市植野の神明神社で

　関市植野の神明神社で、境内に自生するショウジョウバカマが紫やピンクのかわいらしい花を咲かせており、写真を撮ろうと県内外から参拝者が集まっている。見頃は４月上旬までの見込み。

　ショウジョウバカマはユリ科で、湿り気のあるところに生える常緑多年草。境内に林立するスギの合間を縫うように、高さ１０～２０センチで群生している。境内には半世紀以上前から自生していたが、２０２０年に地域のボランティア団体「ＳＭＳ智の会」が結成されたころから、氏子と協力して整備に力を入れている。

　団体の山田晴重会長（７５）によると、柵の設置など整備の効果か、年々花の株数が増えているという。山田さんは「ショウジョウバカマの花言葉は『希望』。観光名所として、地域の活性化につながってくれれば」と話す。　（華原士文）