十日恵比須神社 正月大祭
2011年1月11日
2011年初の「ぶらっ人福岡」は、十日恵比須神社の正月大祭をご紹介します。十日恵比須神社は、商売繁盛の恵比須様と、縁結びの大黒様を祀り、天正19(1591)年の創建。正月大祭は毎年1月8日から11日まで、福博の街で年最初に執り行われる祭りです。4日間約100万人の人出で賑わいます。取材日=2011年1月10日
十日恵比須神社がある福岡市東公園は、JR吉塚駅(博多駅の隣駅)のすぐそば。福岡市地下鉄・千代県庁口駅も近く、交通の便利な位置にあります。
東公園を見下ろす高台には、亀山上皇の像が建っています。
公園の中に入ると、たくさんの露天が迎えてくれます。お祭りの気分が盛り上がりますね。
食べ物屋さんには、太宰府天満宮の名物・梅が枝餅(上)、宮崎発祥の肉巻き(中)、福岡を代表するB級グルメ・焼鳥(下)などなど・・・。福岡の焼き鳥は、鶏だけでなく、豚や牛、海鮮など種類が豊富です。
恵比須様(上)や目出度いさがりもの(下)も売られていました。
恵比須神社の境内は狭いので、入場が制限されます。露天が並ぶ参道に参拝客の長蛇の列が。30分ほどゆっくり進むと、大鳥居が見えて来ました。
境内に入ると、福岡の酒蔵から献上された、たくさんの酒樽が目に入りました。
手水舎で手を清めて・・・いよいよ参拝です。
拝殿で、今年の商売繁盛をお願いします。
奥の開運殿では、開運御座と呼ばれる、新春の縁起を祝う儀式が行われます。
十日恵比須の正月大祭といえば福引(上)。2,000円で1回引くことができ、年の運を試します。
「大当たり!」の声が境内に響き渡り、福ササ、福寄せ、張り子の福起しなど、縁起の良い物ばかりが当たります(下)。
今年の金運を願って、黄色いお守りを買いました。
気温6℃、冷たい雨が落ちる中での参拝だったので、十日恵比須神社からほど近い「居酒屋一虎」で温まります。
玄界灘で獲れた鯛や鯵など、新鮮な刺身をまず注文(上)。
博多名物のちょっと小ぶりの焼き餃子(中)。肉汁が溢れ出します。
締めは、とんこつラーメン(下)。あっさり味の、美味しい博多ラーメンに大満足!
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。