新門司→神戸、阪九フェリーの旅
2011年9月22日
今回の「ぶらっ人 from 福岡」は、北九州と関西を結ぶ阪九フェリーの旅をご紹介します。
阪九フェリーは、北九州市の新門司港⇔神戸、新門司港⇔大阪の泉大津港を結ぶ2航路。往路は、新門司港20時発の神戸行き「フェリーせっつ」に乗船します。
新門司港のターミナルは、インパクト大。まるで中国の寺院を思わせるような造りです(上)。
2階には売店があり、九州のお土産が販売されています。(下)。
「フェリーせっつ」は、15,188トン、全長189m、幅27m。800人以上の乗客、約300台のトラックと乗用車を航走できます。
乗船時間になり、船内へ。さすが大型フェリーですので、船内は豪華な造りで、余裕たっぷり(上・下)。展望風呂、カラオケルームなども完備しています。
フロントでキーをもらって、個室が並ぶ長い通路を、指定された部屋に向かいます。
4人用1等洋室は、2段ベッドが2つ並んでいます(上)。寝台特急列車のA個室ツインを広くしたような造りです。
応接セットがあるので、ここでレストランのテイクアウトした物を頂けます(中)。
ベッドは十分な広さが、上のベッドとの間に圧迫感はありません(下)。
「フェリーせっつ」は、レストランメニューが充実しているそうなので、早速レストランへ(上)。
少人数用におすすめの、個室タイプの部屋もありました(下)。
好きなものを選び、レジで精算するカフェテリア方式。寿司、麺類、煮物、揚げものなど、いろいろな種類のメニューが並び、選ぶのに迷ってしまいます(上・中・下)。
私はお酒に合うよう、おでん、煮魚、握り寿司をチョイス。鯨カツやメンチカツにも、ついつい手を伸ばしてしまいました(上)。
いろいろ食べたい方には、プレートもあります(下)。
一番人気は、ステーキ鉄板(上)、ホルモン鉄板(中)、野菜鉄板(下)。鉄板焼き750円?は数に限りがあるそうですので、お早めに。
料理はどれも美味しく、品数の豊富さとともに、驚かされました。"食"の充実は、船旅を選ぶ重要なファクターになりますね。
館内放送で目が覚めるまで熟睡。窓の外は、すでに神戸の街並みが見えています(上)。
8時に神戸港に到着(下)。波穏やかな瀬戸内海のクルーズ、まったく揺れることがありませんでした。まさに、快適という言葉がピッタリの船旅でした。
阪九フェリーの料金、設備など詳細はhttp://www.han9f.co.jp/をご覧下さい。
次回は、泉大津港から新門司港まで乗船した「フェリーやまと」の旅をご紹介します。
- 東 淳二郎
1957年7月9日生まれ 北九州市門司区出身 56歳
印刷会社のサラリーマン生活を経て、1990年からフリーライターに。
雑誌の取材で、九州中の観光地を訪れ、グルメや温泉を堪能している。
また、もの心ついた時から鉄道ファンで、"乗り鉄"。国内はもちろん、海外でも時間をみつけては鉄道旅を楽しんでいる。