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ボルティモア 歴史背負った名演奏

2009年11月17日

 米プロフットボールNFLの試合を、十一日に東部メリーランド州ボルティモアへ見に行った。スタジアムでのNFL観戦は三十年ぶりだが、この日は特別の意味があった。

 ハーフタイムにフィールドで演奏を繰り広げたボルティモア・レイブンズのマーチング・バンドは、三百人以上の奏者を抱え、NFL最大とされる。一九四七年に当時のボルティモア・コルツのバンドとして発足した。

 だがコルツ(当初とは別チーム)は八四年、夜逃げ同然に本拠地を移転。バンドはチームなしで活動を続け、九六年誕生のレイブンズのバンドとして生き延びた。

 その間の苦労を、地元出身で、映画「レインマン」でアカデミー賞を受賞したレビンソン監督がドキュメンタリーにまとめ、今年のカナダのトロント国際映画祭に出品。今月、米国での上映・放送が始まった。フィールドでの力強い演奏こそ、監督の言う「ボルティモア精神」そのものに思えた。 (嶋田昭浩)

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