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オーランド お姫様がやってくる

2013年11月27日

 ミッキーマウスは本場・米国では、日本ほど人気がない。南部フロリダ州オーランドに先日、旅行した際、ディズニーワールドに出かけた娘の感想に驚いた。女の子たちのお目当てはミッキーよりも「お姫様」。小さな女の子は、お姫様の衣装で着飾って入場するのが定番だそうだ。

 人気上位は、シンデレラ、白雪姫、「眠れる森の美女」のオーロラ、「美女と野獣」のベル、「リトルマーメイド」のアリエル・・・。いずれのヒロインも王子様と恋に落ちる。

 米国に王室はない。王子も王女もいない。その分、国民には高貴な家系への憧れが強いのだろうか。英キャサリン妃の出産の際も、米メディアの報道は他国のニュースにしては過剰気味だった。

 知人の米国人男性は「われわれは英王室の圧政と戦って独立したんだ」と王室制度を礼賛するような風潮に憤る。ただ、キャロライン・ケネディ次期駐日大使が出席した先の上院外交委員会の公聴会を見る限り、こうした声は多数派ではない。

 人事承認に関する公聴会は厳しい質問が相次ぐのが通例なのに、米国の「王朝」と呼ばれるケネディ家のオーラは、それを許さなかった。うるさ型の大物議員が気後れし、激励や助言を繰り返す様子は滑稽ですらあった。その「お姫様」が、もうすぐ日本にやってくる。 (竹内洋一)

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