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北京 変化と不変 取材現場

2015年04月09日

 3月15日まで開かれた中国の全国人民代表大会(全人代=国会にあたる)。今年は海外や香港メディアの1000人を含む3000人の記者が取材に当たったというが「取材スタイル」の変化が面白かった。

 目についたのが、いわゆる「自撮り棒」。棒の先に携帯電話やカメラを取り付けて自らを写真に収めたり、動画を撮りながらリポートする姿があちこちで見られた。カメラマンとリポーターの2人必要だった取材が1人でこなせるようになることや、これまでと違うアングルで撮影できることが流行の理由のようだが、会見場にまで持ち込まれては・・・。

 変わらないのは、事前に質問者や質問内容が決められたとみられる会見。中国メディアが当局側がアピールしたいだろうことを聞く質問は多く、疑惑を抱えた商務相が追及を恐れてか、外国メディアの指名が異例のゼロという事態も。

 何かと制約が多い取材だが、中国の政治家たちと直接接触できるチャンスは限られる。「中国政治が『半透明』となるのはこの時期だけだから」。張り切る香港紙記者の言葉にうなずいた。 (佐藤大)

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