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ソウル 輸入の波 キムチにも

2015年12月28日

 韓国で11月は、キムチを漬ける「キムジャン」の季節。ソウル中心部では初旬に「キムジャン文化祭」が3日間行われ、外国人対象のキムチ漬け体験会や、韓国各地のキムチの販売など、多彩な行事があった。

 「キムジャン文化」が国連教育科学文化機関(ユネスコ)の世界無形文化遺産に登録されたのを機に、ソウル市が昨年から始めた催し。今年はあいにく雨天だったが、テントの下で来場者が催しを楽しんでいた。

 韓国と言えば、すぐにキムチが連想されるほど「国民食」のイメージが強いが、最近は市中の飲食店の多くが、価格が韓国産の2~3割と安い中国産の輸入キムチを使用。家庭でも核家族化が進み、キムチを漬ける家も減ってきている。

 それでも、韓国人のキムチの味へのこだわりは依然、強いよう。来場者は販売テントで試食を繰り返し、キロ単位でキムチを購入していた。韓国南部の麗水(ヨス)市から販売に来たおばあさんは「化学調味料が入っていないから、輸入物とは全然違うよ」と太鼓判。試食してみると、やはり味に深みが感じられた。国内産キムチの需要は、まだまだ根深い。 (島崎諭生)

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