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スペイン・ラスパルマス 郷に入っても従えず

2018年06月21日

 キリストの復活祭イースターの4連休に、スペイン・カナリア諸島に出掛けた。春の気配が遠いロンドンから初夏の匂いのグランカナリア島に降り立ち、上着を脱ぎ捨てた。

 島最大の町ラスパルマスで真っ先に向かったのは全長2キロのビーチ、ラスカンテラス。圧倒されたのはトップレスの女性たちだ。観光客が行き交う遊歩道沿いなのに、女性たちは大胆かつ開放的。上半身裸で連れの男性らと会話する姿に、違う星に来てしまった気さえする。

 男性の水着も小さなビキニパンツが主流。老若男女、やせている人も太っている人も、体形を隠すことなく好きな水着で、「大西洋のハワイ」の日差しを一身に浴びている。

 ビーチ沿いの飲食店に入り、ビールを注文した。ところが、全く通じない。この島では「ビア」という英語を知らなくても接客業を全うできるようだ。英語さえ話せればいいだろうというアングロサクソン的発想が、少し傲慢(ごうまん)だったかと反省した。

 郷に入れば郷に従え。ビールのスペイン語「セルベッサ」を覚えた。ただ、トップレスに関しては、やはり最後まで郷に従えなかった。 (沢田千秋)

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