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シンガポール 自撮り名所になる?

2018年09月08日

 オレンジや赤、黄色に咲き誇るベゴニアとともに「セルフィー(自撮り)を楽しむ人が増えた」。シンガポールの庭園「ガーデンズ・バイ・ザ・ベイ」で係員はこう話した。

 6月の米朝首脳会談の前夜、金正恩(キムジョンウン)朝鮮労働党委員長はシンガポールの湾岸地域に繰り出した。その際に立ち寄ったのが、この庭園内にある植物園「フラワードーム」。

 案内したシンガポールのバラクリシュナン外相は、正恩氏と笑顔で自撮りし、自身のツイッターに「ここはどこでしょう?」と投稿した。正恩氏の自撮り公表は「史上初」とみられ、話題を呼んだ。

 「米朝首脳会談の真の勝者は開催地のシンガポール」との論評が聞かれる。両首脳の会談内容とその後の不具合を嘆く声は後を絶たないが、会談を安全かつ成功裏に運営したシンガポールの評価は高い。

 「ここはどこ?」。正恩氏の存在を自国の観光地アピールにつなげた外相の手腕もなかなかだ。入園料16シンガポールドル(約1300円)は高いが、同国の自撮り名所の一つになるのでは。そう独りごちながら、私も正恩氏らと同じアングルで自撮りを済ませた。 (石川智規)

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