ジャンル・エリア : 富山 | 展示 | 芸術 2018年12月03日
富山大芸術文化学部の学生が授業で作った個性的な青銅作品の展示販売が2日、高岡市2上町の同大高岡キャンパスで始まった。7日まで。
三船温尚(はるひさ)教授(63)の昨年後期の授業「鋳金A(生型鋳造)」で、当時の2、3年生が作ったペーパーウエートなど30点を展示。高岡銅器の価格を参考に学生全員が相談して値段を決め、1000~4000円で販売している。
原形を作らず、鋳型に直接デザインを彫るなどして世界に一つだけの作品にした。「月日」など文字をかたどった作品や、針金を鋳型に押しつけて模様を付けた作品などが並ぶ。
三船教授は「商品開発をするには社会の需要が大切。販売することで、どの作品の需要があるのか、探りたい」と話している。同学部のホームページ内「キャンパスライフ」の「ニュース」ページから、一部の作品を見ることができる。同様の展示販売は今回で3回目。 (小寺香菜子)