ジャンル・エリア : 甲信越 | 鉄道 2018年09月28日
立山黒部アルペンルートで13日に売り出された関電トンネルトロリーバスの「運行票」を模したキーホルダーが、約1週間で用意した200個を完売する人気を呼んでいる。
運行票はバスの「通行手形」。トンネルは大町市の扇沢と富山県立山町の黒部ダムを結び、バスが擦れ違えない区間が大半だ。列車同士の正面衝突を避けるため、運行票を持つバスだけに運行を許し、交通を整理。バスが擦れ違う際に、運転手同士で受け渡すなどしている。
キーホルダーは縦3センチ、横8センチで実物のおおむね5分の1。アクリル製で税込み650円。販売元の関西電力の子会社、関電アメニックス(大阪市)は「開業から54年間、事故がないことにあやかり、交通安全のお守りに」とPRした。
扇沢駅や黒部ダム駅などで飛ぶように売れたため、400個を追加で作った。同社は、人気は鉄道やバスの愛好家以外にも広がっているとみている。担当者は「最近は、運行票キーホルダーのような、物語が込められた一風変わった土産物がよく売れる」と話している。(問)関電アメニックス=0261(22)1530
(林啓太)