ジャンル・エリア : 展示 | 工芸品 | 甲信越 | 鉄道 2023年07月11日
諏訪市のJR上諏訪駅のコンコースに10日、ガラスの風鈴300個が飾られ、チリン、チリンと涼やかな音色を響かせている。
駅利用者や観光客らへのおもてなしとして、同市豊田の観光施設「SUWAガラスの里」と駅が20年以上前から続けている恒例の企画。風鈴は、ガラスの里のガラス作家が手作りした作品が中心で、アサガオや金魚などの絵があしらわれている。
作業には駅員やガラスの里の関係者ら計12人が参加。竹を組んだ4畳分ほどの部材に風鈴を結び付け、約4メートルの高さに固定した。
風鈴の音に気づいた観光客や市民らはさっそく足を止め、写真を撮るなどしていた。旅行で訪れていた三重県伊勢市の女性(56)は「涼しげでいいですね。形もいろいろあって楽しい」と笑顔を浮かべていた。
箱山真樹駅長は「外国人を含む観光客が増え、今後は夏休みやお盆で帰省する人も多くなる。風鈴の音色で、清涼感のある信州の夏の風情を楽しんでほしい」と話した。風鈴は8月中旬ごろまで飾る。
(一ノ瀬千広)