ジャンル・エリア : イベント | 展示 | 歴史 | 甲信越 2020年08月28日
時計の歴史や部品の役割を紹介する特別展「時計の部品展」が、松本市時計博物館で開かれている。18~20世紀に国内や米国、ドイツで製造された機械式時計やゼンマイ、歯車などの部品も含め130点ほどが並ぶ。9月6日まで。
文字盤が外された振り子時計からは、振り子と連動した部品が歯車を規則正しく動かすことで、正確に時を刻む様子を確認できる。ハト時計は正時になると文字盤の上からハトが鳴きながら飛び出してくる仕掛けで、訪れた子どもたちが興味深そうに眺めていた。
学芸員の原沢知也さん(27)は「現代の時計とは異なり、電気を使わずにゼンマイや重りで動かしている。時間を正確に計るための部品や仕組みの創意工夫を見てほしい」と語った。
入館料は大人310円、小中学生150円。月曜休館で、祝日の場合は次の日が休館。(問)博物館=0263(36)0969
(右田誠弥)